横浜市倫理法人会: ☆第1017回　横浜市倫理法人会モーニングセミナー

平成18年4月15日土曜日　快晴　横浜市倫理法人会モーニングセミナー。先週日帰りで長野県伊那市まで日帰りで行ってきました。ここ横浜では桜は終わってしまいましたが、長野ではつぼみがピンクに色づいて、これからでした。同じ日本ですが、広いなぁ。

モーニングセミナー会場へ向かう渡り廊下のような通路から、伊勢山皇大神宮のうら参道の竹林見えます。すがすがしい朝です。さあ学びましょう。

本日も、石井幹事の指導によるワンポイント健康体操の実践です。活力がみなぎります。

菅原副事務長による、「開始２分前の心得」です。　　　お久しぶりね♪

来週もお待ちしております。

野口幹事の司会進行で、モーニングセミナーの開始です。

朝の挨拶と、「万人幸福の栞」倫読。佐々木副会長です。

会長挨拶は鎌田会長です。環境を変えると見えない世界が見えてくる。色々な角度から眺めることが出来る。変えてみよう。ということで、前回の役員会で座席のセッティングを変えてみることにしました。会員の皆様の交流を深めましょう。

本日の講師は、英国弁護士・ビジネスコンサルタント　牧山ひろえ様です。演題は『アメリカと日本の法制度の違いと問題点』です。

プロフィールは、1987年国際基督教大学を卒業後、TBS入社（番組制作ディレクター）を経て1991年米国トーマス･クーリー法科大学印修了。1993年米国司法試験合格。1993年松竹株式会社入社（国際部法務担当）。1996年ニューヨークの法律事務所で弁護士活動。

2000年帰国。これまでの経験を活かしてビジネスコンサルタントの仕事を続けながら、子育てと家事に奮闘中。

小学生の頃、ご両親の離婚より、学校でいじめにあう。その後祖父の説得により両親が復縁し、父の仕事の関係で外国での生活が続くようになる。

台湾で生活していた頃、地元の子供達が自ら自動車交通事故に会い（当たり屋？）命を懸けてわずかなお金稼ぐ場面を見る。

豊かだった日本の生活と、貧富の差が大きい台湾の事情に驚きを実感する。

米国テキサスで生活していた時には、当時まだ人種差別が強く残っており、バス、プールなど公共の施設では、「NO　BLACKS」の看板で子供であろうと黒人が差別されていることに驚き、また黄色人種である日本人として、複雑な気持ちであった。

日本人学校には入らず、インターナショナルハイスクールに入学、56カ国の生徒と学ぶ。宗教もばらばら、文化もばらばら、学び方もばらばらの環境の中で、人は違うのが普通で、でも認めあうことを学んだ。

中学生の多感な頃に両親の離婚問題が再燃して、妹さんと二人でイギリスの学校の寄宿舎の生活になる。英国へ向かうエアラインでパキスタンにて乗り換えする際に、スラムを訪問した。

手の無い人、足の無い人、放置された多くの死体を目の当たり視する。戒律の厳しい国なので、貧困からの窃盗であっても、罰は手足の切断。ショックとその光景が今でも忘れられない。

両親の離婚から、日本に帰国。涙が止まらない毎日、そして、登校拒否になってしまう。あるとき時に友人に連れられて、フィリピンレイテ島へ、電気なし、水道なし、同じ服、食事はほとんどバナナという生活で2ヶ月間暮らす。しかし不自由ではなく、皆ととっても楽しく暮らせて、恵まれていた自分の日本での生活、自分を見つめ直して、帰国後は学校へ戻る。

海外での生活で、経験した文化や宗教の違いなどより、将来は各国を紹介する仕事や何か人にお役仕立てる仕事に尽きたいと志して、ジャーナリズムなどを大学にて学ぶ。

ＴＢＳに入社後、新聞で「日本人女性が米国弁護士取得」の記事を見て、本人に会いに行き、英国弁護士の取得を心に決めて、ＴＢＳを退社して、単身アメリカのロウスクールで学び資格を取得する。

ボランティアにも、仕事にも、子育てにも真剣に、取り組んでいらっしゃる牧山ひろえさんのバックボーンには、海外生活で体験したさまざまな人間模様や体験があるようでした。

益々のご検討ご祈念いたします。